JUNのブログ

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活動記録や技術メモ

「幸せになる勇気」を読んだ.

前読んだ「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」を読んだので感想とポエム的なサムシングを.

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

前作の感想は以下のリンクから

jun-networks.hatenablog.com

今作について

今作も前作と同じく, 青年と哲人の対話形式で物語は進んでいきます. ただし, 場面としては, 前作で青年が哲人の書斎を訪れてから3年後, 青年は中学校教師として教育の現場にアドラー心理学を持ち込み, 理想の教育論を目指して生徒たちを教育していたが, 上手くいかず, アドラー心理学が現実では通用しない空論の哲学であるとして哲人の元を訪ね, 哲人に「アドラー心理学は現実では通用しない. だからもう他人に伝えて他人を不幸にするのはやめろ」といったことを言い, そこから始まります.

前作がアドラー心理学の核となる概念を話していたのに対して, 今作はアドラー心理学の核を理解した上で, じゃあ実際にどのように現実世界での我々の社会生活に取り入れるのかといった内容となっています.

感想

前作, 今作とこのシリーズを読みましたが, 最終的な自分の結論は 「取り入れそうなところだけ取り入れよう」というものです.

アドラー心理学 は 常識へのアンチテーゼ という側面があるということは前作でも語られていたとおりです. 勿論, 「これは良いな, 自らのライフスタイルに取り入れたいな」 と思うものもあれば 「いや, 流石にこれは無茶苦茶だろ」というのもあったり, 「いや, 自分には当てはまらないな」というところもありました. 勿論, 自分がアドラー心理学を完全に理解しきれていないからというのもあるのでしょうが, 自分の感覚が受け付けない生き方を無理やり自分の人生にねじ込んで生きづらくなっては本末転倒なので, 自分が良いと思ったものだけ取り入れるようにしたいというのが結論です.

おまけ

今回はAudibleという音声形式で本を読む(聞く)サービスを使い, 音声で本書を聞きました.

Audibleを使ってみた感想ですが, 自分には正直合いませんでした.

というのも, 自分は今読んでいる箇所よりまえの内容を全て完璧に覚えている訳では無いので, ちょくちょく前の方を読み直したりするのですが, それが音声だととてつもなくやりづらいです. それにより, 内容への理解が今回は薄かったように感じました.

また, 音声形式だとやはりキリが良いところから再開するというのが難しかったです. というのも, 音声ファイルは1章ごとに別れているので, 1節前から読み直すということが大変難しく, 少しモヤモヤしながら聞き始めたりしてました.

また, Audible のような音声形式で本を読むメリットとして, 家事や運動をしながら聞けるというのがあると思うのですが, 自分は基本的に引きこもってPCの前に座っている時間が多いのであまりメリットを享受出来ませんでした. 逆に言えば, このメリットが享受出来る人間は使ってみてもいいと思います.

また, 私はこうやって読んだ本のアウトプット(記事を書くなど)などを行うのですが, その際に細かいところまでは覚えていなかったりするので, 見返すことがあるわけです. その際に思い出し,記憶が定着するわけですが, 音声形式だとそれが出来ないので大変でした. (なのでこの記事は短いです)

これは完全に自分の好みの話なのですが, やはり自分は活字を読むほうが好きだと感じました.

Amazonの書籍系のサービスだと, 自分はAudibleよりKindle unlimited のほうが向いている気がするので, 気が向いたらそれも試して見ようかなと思います.