今まで「電子書籍なんて字が小さいし, 眼が痛くなるしで無理だわ.」 と電子書籍否定派だった私だが, 最近iPadを手に入れて, 電子書籍を読んでみたら世界が一変した.
眼が痛くないし, 字も大きいし, なんならズームしてもっと大きく出来るし, 持ち運びやすいし, いつでも端末さえあれば読めるし, 最高か?????????????
今にして思えば, 電子書籍とはスマホの小さい画面で読むものではなく, タブレットの大きな画面で読むものだったんだなぁ...
まぁ, それはともかくとして, こうして電子書籍の素晴らしさに気づいたのだ.
そして, ここで1つ願望が出てくる.
自分の持っている本を電子書籍化してぇ...
もし今手持ちにある本を電子書籍化出来たならば, 毎回移動の度にスーツケースに本を入れる必要はないし, 読もうと思ったら実家に置いてきてしまった ということもないし, 移動中に読みたいと思ったらすぐに読めるし, でこれはメリット尽くしでやるしかない.
こうして, 手持ちの物理本を電子書籍化(自炊)することに決めた俺は Google先生に聞いてみた.
どうやら物理本を電子書籍化(自炊)するには2つの道があるらしく
- 自分で自炊する
- 自炊代行業者に頼む
1.の "自分で自炊する" というのは自炊を行うための断裁機とスキャナーを買って自分で自炊を行うということ. それらの機械はうん万円するらしいし自炊する本はそんなに多くないので却下. 自炊したい本が大量にあるなら良いかも. 自分は30冊程度なので無し.
なので, 2."自炊代行業者に頼む" にすることにした.
今回は調べた感じ一番評価の良さそうな スキャンピーに頼むことにした.
今回は以下のような内容で自炊を依頼した.
- バリューパック
これは21冊以上依頼する場合に使えるオプションで, フルカラースキャン, OCR処理が無料付いてくる. さらに, ページ数によって料金が変動しない. という感じのオプション.
自分は最初は18冊自炊を依頼するつもりだったが, 18冊自炊(+オプション)よりバリューパックの方が安かったため無理やり21冊用意して依頼した. - 特急便なし
優先的に作業を行い, 2日以内で納品するオプション. 料金は 100円/1冊.
今回は別に急いでいなかったので付けなかった. - 各電子書籍端末最適化なし
kindle paperwhite とか iphone に最適化したPDFを元PDFデータと一緒に納品してくれるらしい. iPadで読むので必要なし. - JPG化オプションなし
JPG形式で1冊ごとにzipファイルにまとめてくれるらしい. PDFだけで良いのでなし.
上記の内容で 2月17日に依頼して, 3月16日に納品された. だいたい1ヶ月くらい.
私は別に電子書籍化を急いでいなかったので問題ないが, 1ヶ月も待てなくて, 予算が許すなら特急便オプション付けても良いと思う.
お値段は税込み4851円でした.
そして, 一番大事な出来上がりの結果は以下のような感じ
コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方
- 作者:Noam Nisan,Shimon Schocken
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
かなり良いんじゃないのでしょうか
個人的にはかなり満足しています.
あと, ファイル名が本のタイトルになっているのが地味に嬉しい.
OCR処理も上手く出来ています.
ただ, やはり電子書籍として買ったものに自炊は勝てなくて, 画質が綺麗だとか, 文字の埋め込みが完璧とかいくつかあるのですが, 個人的にはインデックスの関連付けの有無が大きい気がします.
見てわかるとおり, インデックスの関連付けが自炊した本ではされていませんが, 電子書籍として購入した本にはされています.
まぁ, これは仕方ないですし, ページ数で飛べばいいのでさほど問題ありません.
感想
今回初めて自炊というものをしてみましたが, 期待以上でした.
今まで, 外出中やカフェで作業している時に, 「あの本に書いてあったな...あっ, 本家に置いてきたんだった」という経験が何度もあるので, 全ての本をタブレット1つで自由に持ち運べて閲覧出来るというのは革命のようなものです.
あと数回は自炊する予定なので, 多分またスキャンピーさんを使うんじゃないかな.
では今日はこのへんで. 良い電子書籍ライフを〜.