JUNのブログ

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活動記録や技術メモ

HackDay 2021 Online に参加しました

2021年3月20日〜21日に開催された HackDay2021Online に参加しました. その振り返り記事です.

HackDayとは

一応知らない人のためにHackDayとはなんぞやというのを簡単に説明すると, Yahooが主催する「24時間で開発を行うハッカソン」です. 24時間で開発とプレゼン資料とかもろもろ作って, そんで発表するという感じです.

作ったもの

今回私のチームは BrailleBeat という点字音ゲーを組み合わせたゲームをUnityで制作しました.

発表は以下のアーカイブで見れます.

youtu.be

開発時点ではこのゲームはiPadアプリとして作っていたのですが, 開発がある程度完了した時点で時間に余裕があったのでWebGL版も作って公開しました.

junnetworks.github.io

結果

この記事を書いている時点(2021/03/23)ではまだHappyHacking賞(投票によって決まる賞)以外の最優秀賞や企業賞などは決まっていないです.

ちなみに視聴者投票の結果は以下のようになりました.

f:id:JUN_NETWORKS:20210323192609p:plain

なんと!! 私達のチームの作品が2位です!!

感想

今回久しぶりにハッカソンに出ましたが, めちゃくちゃ楽しかったです!!

また, 視聴者投票の結果2位になれたことは大変嬉しい結果でした. ただ, 自分は今回の作品に自信があったので, 2位という結果が嬉しいと同時に少し悔しいです.

開発に関して

開発に関しては今回自分たちは完全オンラインで行いました. チームメンバーは以下のような分担で開発を行いました.

  • Diceさん: ゲームのコア部分とタップエフェクトの実装
  • みさきくん: スタート画面やオーディオビジュアライザーの実装
  • フレキくん: 譜面生成とプレゼン資料作成&発表
  • みずのさん: 全てのデザイン
  • JUN(俺): リザルト画面やWebGLビルド

上記に書いた以外にも色々とみんなやったりしましたが, 大体こんな感じの分担でした.

皆さんとても優秀でとてもスムーズに開発を行うことができ, 結果として完成度の高い作品が開発できました.

今回お互いが皆顔見知りというわけではなく, 私の場合だとDiceさんとみずのさんとは今回のハッカソンで初めましてという感じでしたが, それが逆に新鮮でとても楽しかったです. 新しい人との繋がりはいつでも良いものですね.

開発のスケジュール感としては最終的に以下のような感じになりました. (Discordのログとコミットログを参考に大体こんな感じ)

  • 20日 12:00: 開発開始
  • 20日 13:00: 譜面ファイルの形式を決定
  • 20日 18:00: ゲームとしてコア部分(判定やノーツの配置など)がある程度完成
  • 21日 00:00: 演奏画面のデザインと実装, ひらがな表示
  • 21日 01:00: スコア計算などを実装
  • 21日 05:00: タップエフェクトなどを作成
  • 21日 10:00: WebGL版デプロイ完了

github.com

チームメンバーの皆さんのおかげで余裕を持った開発が出来たと感じています.

イデアについて

今回は"何を作るか"ということに関してはHackDayが始まる前にDiscordのボイチャにて2回ほどアイデア出しを行い決めました.

イデア出しは「エンジニアの知的生産性」で学んだKJ法を取り入れてみました.

jun-networks.hatenablog.com

KJ法は本来オフラインで付箋を使って行うのですが, 今回は完全オンラインなので代わりにMiroというコラボレーションツールを使ってKJ法行いました.

miro.com

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Miroを使ったアイデア出し

まず, 各々が思いついたワードやそれに関連するワードやそのワードに対する感情などを15~30分くらいで書きだしてもらい, その後各々が書いたワードについて書いた人がなぜそのワードを書いたかを説明し, それに対してフィードバックを行い, これを全ての人が行います. その後関連するワード, 今回の場合だと"コロナ関連", "食事系" などのように関連性の高そうなワードを集めて大まかにカテゴライズします. そしたらそこから思いついた具体的なアイデアを書き出してもらい, そのアイデアの中から決めるというような流れでKJ法をやってみました.

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私が書いたワード

ちなみに今回の 点字×音ゲー の案はDiceさんが昔思いついたものでしたので, KJ法によって生み出されたアイデアかと問われたら少し違うかもしれませんが, それでも多くの作品のアイデアが生まれたのでやって良かったと個人的には思っています.

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BrailleBeatの付箋たち (この時点では名前が決まっていなかった)

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採用されたデザイン案

完走した感想

オンラインハッカソン, オフラインハッカソンと同じように楽しめたと思いました.

ただ, 他のチームとの交流や新たな出会いなどがやはりオフラインに比べて少ないと感じました. これはオンラインハッカソンに限らず, オンラインで開催されるイベントは概ねこの傾向が強いので仕方ないといえばそうですが... この辺なんとかテクノロジーの力で解消出来ないものか...

あと, 今回初めてデザイナーの方と一緒にハッカソンに出たのですが, デザイナーって凄いですね. この凄さを上手く言語化するのはなかなか難しいのですが, なんというかエンジニアが作った建物を綺麗にインテリアや壁紙などを整えるというか, なんかデザイナーさんがデザインしてくれるとなんか作品が華やかになるんですよね... 自分がデザインすると頑張ったところで2000年代個人サイトくらいが限度なので本当に凄いです.

今回多分1年以上ぶりにハッカソンに出たんですが, なんというか プログラミングの楽しさ というか ものづくりの楽しさ というのを思い出した気がします.

今回, HappyHacking賞を惜しくも逃したわけですが, 他にも賞はあるのでちょっぴり期待して連絡を待とうと思います.

追記: 他の賞は特に何もありませんでした.

というわけで久しぶりのハッカソン楽しかったゾイというお話でした. ではまた次の記事でお会いしましょう. ではでは〜〜👋👋

(ちなみにチーム名の由来はこんな感じです)

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チーム名が「なんでもいいですよ」に決まった瞬間